登場人物

鈴皇寺康司
大学一年生。鈴皇寺グループ跡継ぎ候補。
鈴皇寺貿易社長兼鈴皇寺重工副社長の長男で、鈴皇寺重工会長の孫。
鈴皇寺グループ創業者である鈴皇寺吉之助氏の曾孫に当たる。
家を出たくて東京のT大学に進学し、東京で一人暮らしをしている。
内部対立するグループをあまりよく思っておらず、出来れば継ぎたくないが、それも我侭だしなあ、となんとなく流されるがままに自分の将来を考えている。
空賀咲来さくら
高校二年生。鈴皇寺グループ跡継ぎ候補のもう一人。
鈴皇寺証券社長の長女。
父の鈴皇寺証券を継ぐ気満々で、両親のお嬢様校への入学の勧めも断り、中高一貫の超進学校に入学。
そのため、言動はお嬢様というより普通の少女と同じ。
頭も非常によく、校内はもとより全国で一桁の学力。
が、見た目は幼さも見える少女。
鈴皇寺グループ総帥にはなりたいと思っているが、ライバルであるはずの康司に敵愾心はなく、むしろ兄のように慕っている。
空賀津葉希つばき
中学三年生。
咲来の妹で、関東有数のお嬢様中学に在学。
咲来を心から尊敬しており、ライバルである康司を敵視している。
別に今回呼ばれてはいないのだが、姉を手助けしようとこっそりついて来る。
基本的に康司にはきつく当たるが、男性に慣れていない面もあり、戸惑うことも多々あり、また基本的に素直で疑うことを知らないため、康司から見れば扱いやすい存在。
イタコ体質で、霊に乗り移られやすく、時にはそれが致命的になる場合もある。
かりん
鈴皇寺家の庭に佇む肉体なき存在。
姿は見えるが、声は聴こえず。
彼女が意思を伝えるには、誰かの体を借りるしかなかった。
彼女は鈴皇寺の先祖なのか、村人なのか、それとも────。
かりんに出会うことによって、康司は非現実の世界に巻き込まれる事になる。

鈴皇寺家屋敷のどこかにいる少女。
普段は見かけることもないが、時々深夜にふらりと現れる。
家主である吉之助は、座敷わらしだと言う。
精神状態が正常とは言えないような壊れた笑いを浮かべながら、康司の前に現れるその姿は、妖怪としか思えない。

©2007 The Stranger